病棟の人間関係は良いですか?はっきりとはい!と答えられる方は意外と少ないかも知れません。
看護師の転職理由は様々ですが、どの調査でも「人間関係」は必ず転職理由の上位にあります。
私たち繊細看護師たちにとって一緒に働く人達はとても大切ですよね。それによって仕事が続けられるか決まるくらいですよね。
私は、看護師としての就職に失敗した経験から、転職する時は職場の人間関係を見極める方法を徹底的に調べました。
そのお陰で現在は優しい先輩方に囲まれて仕事をすることが出来ています。
この記事では、職場の人間関係の見分けかたについて体験談を交えてまとめました。
病棟の人間関係は悪い?
最近では男性看護師も増えてきていますが、看護師と言えば、女性が圧倒的に多いですね。
女性が多い職場は、いい意味でも悪い意味でも独特の人間関係が築かれやすいですよね。
看護師のストレスランキングでも人間関係が常時トップを陣取っています。
実際に、私も辞めた職場では女性ならではの悪口を目の前で聞くことは日常茶飯事でした。
友人の話を聞いても、嫌味や陰口中にはわざと周りの人に聞こえるように出来ていないところを指摘する。
という陰湿な嫌がらせを受けた人もおり、改めて女社会の怖さを知りました。
特に新人看護師は、毎日新しい仕事を覚えながら仕事の責任の重さに押しつぶされそうになり
その上人間関係のストレスに晒されるのだから、そのストレスは計り知れません。
離職原因にもなりやすい人間関係ですが、求人サイトを見るだけでは人間関係まで見極めることは難しいですよね。
「新しい職場で頑張ろうと思ったら人間関係が酷かった・・・」ということにならないよう
転職サイトや求人情報を見るときのポイントを紹介していきたいと思います!
この記事を読むと就職や転職を考えるときに人間関係を見極めるポイントを知れるよ!
人間関係を見極める4つのポイント
ポイント①どの年代の看護師もまんべんなく働いているか
ここはとても重要だと思います!
例えば、年齢の分布が1、2年目の若手かベテラン層の30代、40代に偏っており間の年齢がいない病院は
1、2年目の看護師が3年目になった時に転職をしているということであり、定着がし辛い病院であると言えるでしょう。
私が勤めた病院もそうでした。
入職して2ヶ月目に、4年目と5年目、7年目の看護師が一気に辞めているのを見て嫌な予感がしたものです。実際にその病棟は大変残業が多く、私生活とのバランスが取れない病棟でした。
そうすると、ベテランと新人しかいないので、陰湿な新人いじめや陰口などが起こりやすい環境になってしまうのですよね。
また、ベテランの年代が極端に高く離職率が低い病院はベテランナースがお局化している可能性が高いでしょう。
ポイント②新人の離職率の高さ
新人看護師が試用期間にどのくらい離職しているのかを知ることも大切です。
人間関係の悪さに関係なく新人看護師は毎日多数のストレスに晒されます。
新人看護師の離職率の高さ=働きづらい職場です。
新人看護師の離職率について自分でインターネットを用いて調べるのはとても難しいです。
病院の口コミサイトは、辞めることが決まった人が書き込んでいることが多いので
必然的に不満が多い傾向にあります。
それに、働く病棟によっても雰囲気は全く違うため、参考程度にすることが良いでしょう。
新人看護師の離職率を確実に知るための方法は転職コンサルタントに確認することです。
転職コンサルタントは先に就職した人からの情報を集めているので、病院の内部事情に
詳しいため、安心して転職活動を行うことができます。
ポイント③面接とセットで必ず職場の見学をする
離職率や看護師の年代から判断し、人間関係の悪い病院を回避できる可能性が高くなりますが
一番大切なことは病院見学をすることだといえます!
病院の雰囲気を肌で感じることで、自分に合うか合わないかを判断する材料になります。
そして、観察するポイントとしては、
- スタッフの表情は暗くないか、楽しそうに働いているか
- 患者さんとの関わり方は悪くないか
- 挨拶や対応の仕方などの印象が良いか
- 新人を受け入れる姿勢があるか
- 師長や主任などの直属の上司の表情やスタッフとの関わりかたは良いか
職場見学は職場の雰囲気を肌で感じることのできるチャンスです。
スタッフの表情や仕事に対する姿勢、新人への対応から様々な情報を得ることができます。
自分がその職場で働いたときの未来の姿でもあります。
スタッフ同士の会話の内容や関わり方から指導をちゃんと受けられそうかを推測することができます。
また、職場の直属の上司(師長や主任)の様子を見ることもできるため、
その人たちの声かけの様子や表情なども確認するとより職場の様子が分かると思います。
職場見学は職場の様子を肌で感じることができる数少ないチャンスです。職場の雰囲気にアンテナをはって、様々な情報を得られるようにしましょう。
ポイント④自分のやりたいことと職場の環境は一致するか?
これは、直接的ではないかもしれませんが、結果的に人間関係に関わってきます。
そして、私が失敗したところでもあります。
私は、年齢もアラサーでこれからパートナーと結婚して子供も持ちたいと思っています。
そんな私が就職したのは超急性期の病院で残業が1〜2時間は当たり前、先輩は1、2、3年目の若手か10年以上の超ベテランしかいない。
同期はみんな現役生なので、看護師としてこれからバリバリ働こうという意欲満々でした。
当然そんな同期と「これから結婚してのんびり働きたいな〜」なんて呑気に考えていた私の価値観が合うはずもなく。
毎日温度差を感じて働くのは辛いものでした。同期と仲が悪かったわけではないのですが、
残業があっても「稼げるから嬉しい!」という同期を見て「私はゆっくり働きたいのになあ」なんて思っていたのです。
これは、他の人でもよく起こりうることです。
例えば、Aさんの求める働きかたが「育児と仕事を両立させたい」だったとして
就職した先が子持ちの看護師が少なく、育児に理解のない病院だったとします。
Aさんの求めるものと病棟の看護師の価値観が一致していませんね。
例えば、Aさんが子供が体調を崩して急遽休むことになったとき、子育てに理解のない看護師たちは
Aさんに対し「常識がない」「周りの人に迷惑だ」と嫌な顔をします。
Aさんは次の出勤の時に申し訳ないと思いながらも上記のような言葉を言われたら
「子育てに理解のない人たちと一緒に働くのは辛い」と感じ嫌味を言われるようなことが重なると
「嫌な人たちばかりで働きづらい職場」と感じてしまい、辛い思いをしてしまいます。
そうしたことを起こさないようにするためには事前に職場の人たちの価値観を知っておくことが
大切です。
私が転職先に検討した病院は子育て中の看護師も多く、誰かが子供のことで急に休むことになっても
「お互い様だからしょうがないよね」という雰囲気で働いているところでした。
職場によって看護師たちの価値観がそれだけ違うので
自分やりたいことが就職してできる環境であるか、というところを見ることは良好な人間関係を築いていくために大切だと言えます。
まとめ
人間関係が悪い病院の特徴は
- 新人かベテラン層しかおらず、中堅層がいない
- 新人看護師の離職率が高い
でした。
人間関係が悪い病院を見分けるために確認しておくことは
- 事前に転職コンサルタントなどを通して新人の離職率を確認する
- 看護師の年齢層が偏っていないか確認する
- 面接の時に必ず職場見学をする
- 職場見学の時に職員の表情や職員同士の関わり、上司が威圧的じゃないかなどを観察する
- 自分のやりたいことができる環境か、看護師たちと自分の価値観が合いそうか
ということが大切だと言えます。
仕事は1日8時間働くとすると、人生の3分の1を占めると言われています。
それだけ多くの時間を費やすなら、楽しく働きたいですよね。
私は複数の転職コンサルタントに登録しましたが、看護のお仕事で希望通りの転職をすることが出来ました。
看護のお仕事は企業理念として「現場のリアルが分かる転職」を大切にしており、
担当の方は病院の内部の状況に大変詳しいです。
私の時は、毎回15分~30分以上時間を割き、私のなりたい看護師像や人間関係で気になることなどに
ついてじっくりとヒアリングをして下さいました。
登録だけするなら無料ですし、非公開求人も見ることが出来るため絶対に損することはありません。
紹介された会社の人間関係について気になることは遠慮せずにどんどん聞いて大丈夫です。
担当が合わないと感じた時は担当者を変えることもできます。
まずは無料登録だけでもしてみてはいかがでしょうか?
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メリットまとめてみました。良かったら合わせて読んで下さいね。
あなたが毎日楽しく働けますように。
ここまでお読みいただきありがとうございました。