こんにちは!社会不適合ナースです!
私は110回生で看護師としては2年目です。介護士から看護師へなりました。
外科病棟4ヶ月で適応障害→休職→退職→経験値稼ぎで精神科病院へ転職→現在転職活動中です。
持病に双極性障害、ADHDがあり服薬とカウンセリングを継続して受けています。
HSP気質でメンタルは激弱です。情報共有のためにブログとTwitterで発信をしています。
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HSPだけど看護師として働けるの?と不安な方の参考になれば幸いです!
もちねこナースの体験談
私は26歳。社会人経験をしてから看護師になりました。去年結婚して、家庭を持っています。
私自身HSPであり、看護師として働く上で様々な工夫が必要でした。
沢山悩んで、泣くことも多かったです。そして、いろんな人に相談もしてきました。
だからこそ同じような悩みを抱えている方にお伝え出来ることがあるのではと思います。
この内容が貴方の働き方に役立つことを祈っています。
①急性期病院での話
私は24歳で看護師免許を取得し4カ月間、急性期病院の外科病棟に勤務しました。
そこで最初に苦しんだのは
①人の目の多さによる過度の緊張
②忙しすぎることによるパニック
③鳴りやまないナースコールやモニター音、センサーマットなどによる音に対する恐怖
④先輩たちのきつい指導
⑤申し送りに対する恐怖
まず①の人の目の多さによる過度の緊張に苦しみました。看護学校の時は実習のメンバー4、5人+教員と指導者だけだったのに就職したら日勤だけで病棟には12人くらいの日勤者+他業種の目があります。
おまけに最初は出勤から退勤までみっちりプリセプターが付いてケアを見守ってくれますが、これも人の目が過度に気になる私には地獄でした。
見られると緊張して自分が何を言っているか分からなくなり、プリセプターからアドバイスを貰うと今度はそのアドバイスを気にしすぎ他のことを見落とす。さらにパニックになるといった負の連鎖に陥りました。
そして新人看護師に対して優しい先輩も多い病棟でしたがリーダーを担う看護師は厳しい方ばかり。
新人看護師の悪口を先輩同士で話しているのが聞こえ仕事に集中できなくなりました。
そんな中同期の子たちは自分よりも年下なのに褒められたりしてて、そういった話の内容まで気になって仕事にどんどん集中できなくなっていきました。今思い出しても辛いです。
入職したてのころは、目の前で悪口言われたり、厳しく指導をされる看護師特有の文化になれなくて毎日泣きながら仕事に行っていました。
今でも人の目が気になることに変わりはないですが厳しく言われても「まあ、この業界だからしょうがないし」と思うことであまり傷つかなくなりました。また、優しい先輩と仲良くなることによって悩みやどう見られているか不安であることを相談したり出来るようになることで
大分人の目を気にせず働くことが出来るようになりました。
当時の私はある程度嫌われることや悪口を言われることに対して開き直ること、信用できる人を見つけて相談出来る力が必要だったのだと思います。
次に②忙しすぎることによるパニックには本当に悩まされました。
3次救急ということもあり、入院は1日に5件から6件くるのは当たり前。
オペ患者さんは3人同時にもつこともありました。同時に退院の準備も進めてオペ後1日目の患者さんの清潔ケアも同時に行って先輩に申し送り、ナースコールを取って記録…目まぐるしい忙しさでした。
そんな中、容量がよくない私はもちろん毎日パニック状態。
これには私も働いている時は解決法を見つけられなかったです。
とにかく優先順位を付けることが苦手で、休憩時間も記録を打つため毎日10分ほどしかとれませんでした。
HSPは周囲の人の目や行動に敏感になりがちです。
私は普段から人の時間を使ってしまうのが嫌で人に頼ることが苦手でした。
仕事の中でも、忙しそうな先輩に申し訳なくて相談をすることが出来ませんでした。
仕事の優先順位を立てられないことも、パニックになってしまうことも一人で抱え込まずに誰かに相談出来るようになることが必要だったのかもしれません。
③鳴りやまないナースコールやモニター音、センサーマットなどによる音に対する恐怖
HSPの人は小さな物音にも敏感なためナースコールやモニター音が鳴りやまない場所はとても苦痛です。
特に私がいた病棟では「新人がナースコールをとるものだ」という風習があったので先輩の分まで
ナースコールを取らなくてはならなかったのでした。
段々とナースコールが鳴るたびに自分が責められているような気持になり、自分の仕事に集中できなくなりました。
最近ではナースコールやモニター音に過度に敏感にならないよう気を付けています。
それでも気になる日はある程度ナースコールを取ったら患者さんのところに逃げたり
隠れて記録をしたりして対処しています。それでも、「あの新人なんでナースコールとらないの?」とは言われません。
正しい方法かは分かりませんが、ナースコールをとる量も一人に偏らない方がいいと思いますので対処方法を見つけることは大切ですね。
④先輩たちのきつい指導
今まで社会人経験がある私ですが、看護師になって先輩方のきつい指導に驚きました。
どうしてそんな風に言うのだろう?とずっと考えてしまい、頭の中は怖い先輩の事でいっぱいになり、仕事も患者さんのためではなく先輩に怒られないためにしているようだと考えるようになりました。
そして、新人は何かと先輩の見守りが必要なので、自分から話しかけなければならないのですが
恐さが優先してしまって自分から先輩に話すことが出来なくなって行きました。
HSPは人がいったことを反芻して考えてしまう傾向にあります。
「あの人はなんであんなことを言ったのだろう?」
「私はどう返せば良かったのかな…」
「私は皆から嫌われているんじゃないか…」
色んなことを考えてしまいます。
しかし、案外人はそこまで考えて話しているわけではありません。
先輩たちも忙しい中で必要なことを伝えてくれているのできつくなってしまうことも多々あります。
先輩のきつい言い方も上手く受け流すことが当時の私には必要だったのだと思います。
⑤申し送りに対する恐怖
申し送りも恐怖でした。日勤ではリーダーへの申し送り、メンバー間での申し送り、夜勤者への申し送りで計3回もの申し送りがありました。
何人もの人が聞いている中での報告は、人前で話す事が苦手な私にとって地獄でした。
改善するために、必死にメモをとってその台本どうりに申し送りをするという工夫も始めましたが
忙しすぎてその台本もしっかりと作れないまま申し送りを迎えるのでした…
HSPの人は自分の感情を抱え込む傾向にあります。
私は元々自分の感情や思っていることを言葉にすることが苦手でした。
仕事でも、それを持ち込んでしまっていたのです。
日ごろから自分の感情や考えを言葉にしていくことが必要だったのだと思います。
精神科病院での話
急性期病院の忙しさから抜け出したくて、私は精神科病院へ転職しました。
精神科病院ではそこまでケアもないため先輩たちの目が殆どなく
のびのび仕事が出来ました。ナースコールもなく、モニター音もなし、
仕事の量も減ったため一日をのんびりと過ごすことが出来ました。
しかし、暇な職場で起こること。それは「いじめ」です。
私が転職した精神科病院では師長を筆頭とするいじめがあったのです。
入職した時から病棟の師長が気に入らないスタッフに対して冷たく
みんなそのスタッフへの当たりが強いのです。
最初はその人だけかな?と思ったのですが、一人が辞めるとまた別の人がターゲットになり。
辞めるとまた別の人。それが繰り返されとうとう半年間で10人もの人が辞めて行きました。
職場で師長の愚痴を言ったらそれを師長に密告する人も出てきて
スタッフ間でも派閥が生まれました。
私も軽い気持ちで言った愚痴が師長の耳に入り、次第に無視されるようになりました。
スタッフ間での派閥や裏切り行為があることなどに疲れ
また、働いていたところは殆ど技術がなく看護師として成長できないと感じていたため
転職を決意しました。
【体験談】HSPの看護師が仕事を続ける上で考えたこと
その後、私は転職活動をしながら精神科病院で働いています。
私は自分自身がHSPであることに気づいてから働く中で気をつけていることがあります。
それを意識し始めてから師長からの嫌がらせ行為や嫌なことがある中で病まずに働くことが出来るようになりました。
気を付けていること
①看護師の世界はこんなものだ。どう思われてもいい。好きに思ってくれと考える
②嫌なことがあった日は全力で仕事のことを忘れる
③一人になる時間を作る
看護師の世界はこんなものだ。どう思われても良い。好きに思ってくれと考える
看護師の世界は女の世界です。患者さんとのやり取りの中で疲れる以上に周りの先輩に気を遣うことも多いです。
私は陰口や人からの目線に疲れてしまうことが多かったので
看護師の世界はこんなものだ!! と思うことで諦めが付き病みにくくなりました。
そして、どう思われても良い。好きに思ってくれ。
と心の底から思うことで今までのように人の目が気になりすぎて
仕事に支障をきたすようなことはなくなりました。
今までは好きに思ってくれ。などと言っても心の底からは思えてなかったのです。
本気でそう思えるようになってからは何も考えずに働くことが出来るようになりました。
嫌なことがあった日は全力で仕事のことを忘れる
とは言え働いていると嫌なことはどうしてあります。
そんな日はとにかく全力で好きなことをして仕事のことを忘れます!
HSPの人は仕事を忘れて!と言っても一つのことを気にして考え続けてしまいます。
考え続けた結果、心が疲弊してしまい働くためのエネルギーを失ってしまうのです。
なので仕事のことから一旦頭を切り替えることが大切です。
私は帰宅してからひたすら漫画を読んだりyoutubeに没頭するようになってから
「仕事のことが頭から離れなくて辛い」ということがなくなりました。
一旦仕事を忘れると狭くなっていた視野が広がり「意外と大したことじゃなかったな」
などと新しい見方に気づくこともできます。
一人になる時間を作る
HSPの人は人が近くにいるだけで相手の顔色や反応を気にしてしまいます。
例えそれが家族であっても疲れるものは疲れます。
家庭を持つ人は難しいと思いますが夜の30分だけでも良いので
一人になる時間を作って心を休めることが必要です。
心を休めることで心のエネルギーを回復することが出来ます。
まとめ:HSPで看護師を続けてきて…
HSPの人が看護師を続けるのって辛いことが多いですよね
心が限界を訴えているのなら休んでも転職しても良いんです。
私も新卒の病院を4ヶ月で休職、転職しました。
周りが何と言ってもあなた自身が一番大切です。
自分が壊れるくらいなら逃げて下さいね。
HSPさんは他人の心に寄り添えるといいますが、まずはあなたの心に寄り添って下さいね。
この記事を読んだあなたが笑顔で暮らせますように°˖✧
どの転職サイトを利用したらいいか分からない!という方は
こちらのページを参考にして下さい
私が病棟経験4ヶ月目で転職することが出来たときの体験談はこちらに載せています。
また、転職サイトの方に休職のことをどのように伝えたら良いかなどの
転職サイトを使う時の注意点も載せています。
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