【広告】<景品表示法に基づく表記>本サイトのコンテンツには商品プロモーションが含まれています。

繊細看護師の働き方

繊細看護師は訪問看護師として働けるでしょうか?-HSP+ADHD+双極性障害Ⅱ型

訪問看護師って興味あるけど、自分にできるか不安…という方は少なくないですよね。

この記事では、訪問看護師についての基礎知識から向いている人まで詳しく解説して行きたいと思います!

 訪問看護とは

訪問看護とは、住み慣れた自宅で生活する利用者の自宅に行き、主治医が作成する「訪問看護指示書」に基づきケアを行うサービスです。

主な看護師の業務として健康管理、療養指導、医療処置、身体介護などを行います。

利用者とその家族の相談に乗り、アドバイスを行うことも訪問看護師の重要な業務の一つ。

利用者とその家族と医師やほかの他職種との橋渡しの役割を担います。

利用者さんのイメージとしては高齢で寝たきりの方が強いですが実際は

障害のある方も利用できるため乳幼児から高齢の方まで幅広い年齢が対象になります。

 訪問看護師が働く場所

訪問看護師の就業場所は訪問看護ステーション、病院、クリニックがあります。

訪問看護ステーションは訪問看護を行う看護師の事業所として機能しており、訪問看護師は訪問看護ステーションを拠点としてご利用者さん宅へ行き、ケアを行います。

訪問看護ステーションの数の推移

訪問看護ステーションの事業所数は年々増加しており、令和2年では11931箇所に上ります。

これは、3年前の平成30年の9676カ所から2255箇所増えています。

在宅医療のニーズの高まりもあり、年々看護ステーションは増加傾向にあり、今後も増加して行くことが予測されます。

訪問看護師に必要なスキル

訪問看護は医療処置や家族、他職種との連携を一人でこなさなければならないため、一般的に3〜5年の臨床経験が必要といわれています。

しかし、最近では新卒での採用を行っている事業所もあり研修や先輩と同行しながら技術を学ぶ体制を整えている場所もあります。

訪問看護と聞くと、「一人で出来るか心配…」という声をよく耳にしますが、

訪問看護師として大切なことは「他職種との連携」です。

事業所の所長や先輩看護師、ほかの医療者と協力しながら、訪問看護師として成長していければよいのではないでしょうか。

訪問看護師の具体的な仕事内容

ご利用者さんの健康管理

体温、血圧、血糖値などを把握し、問診などを行い健康状態に変化がないか確認します。

家族の支援

在宅介護で困っていることはないかを聴き、必要に応じてアドバイスを行います。

医師の指示による医療処置

主治医の指示に沿って、点滴、カテーテル管理、インスリン、服薬管理、在宅酸素、人工呼吸器の管理などを行います

日常生活の支援

栄養管理・日常生活(食事、排泄、入浴)の介助

体位交換・移乗のサポート

褥瘡の予防、処置

褥瘡予防のケアの助言、や処置を行います

リハビリ

身体機能や嚥下機能の回復のためのリハビリを行います。

認知症ケア

認知機能低下による事故防止、認知症介護のアドバイス

ターミナルケア

終末期の方のケア、家族のケア

報告書作成

カルテの管理

日常的な訪問記録の作成

毎月の訪問看護報告書の作成

訪問看護師の一日の仕事のスケジュール

8:45朝のミーティング
一日のスケジュールと持ち物などを確認します。
訪問予定と利用者の情報の確認
前日までの訪問活動の申し送り
9:30一件目の訪問
車や自電車に乗って訪問します。利用者さんごとに合わせたケアを行い、家族ともコミュニケーションをとります。
10:452見目の訪問
通常、午前の訪問は1〜2件です。
12:00 昼休み・昼食
訪問看護ステーションに戻り昼食をとります。
13:15カンファレンスへの参加
連携している病院で、医療スタッフとのカンファレンスを行います。
14:003件目の訪問
訪問先ごとに小児、精神疾患、ターミナルケアなど様々な方へ対応を行います。
15:30
4件目の訪問
17:00記録・報告
訪問看護ステーションに戻り、物品の補充、点検を行います。
報告書や看護計画などを作成し管理者に報告を行います

訪問看護師のメリットとデメリット

メリット

一人一人の利用者さんとじっくりと向き合うことが出来る

訪問看護師は病棟の看護師とは違い看護師の一人ではなく、訪問看護師の○○さんとして一人のご利用者さんに時間をかけてじっくりと関わることが出来ます。

一人一人の利用者さんとその家族の生活に寄り添った看護が出来るのは訪問看護師の醍醐味といえるでしょう

幅広い知識が身に付く

介護予防〜高度医療まで、小児科から高齢者看護まで幅広い知識が身に付くのが訪問看護ならではメリットだといえます。

診療科の枠を超えて関わるため幅広い知識や対応力が身に付きます

夜勤がないため勤務時間の調整がしやすい

夜勤がない代わりにオンコール対応がありますが交代制で実際に呼ばれる頻度も少ないため夜勤よりも負担が少ないです。また、午前、午後のみや週3日勤務などの調整がしやすいところも訪問看護ならではと言えます。

デメリット

一人での訪問のため責任を感じる

訪問先は自分一人ですべて対応するため責任が重いと感じる方もいるようです。

しかし、最近では困った時は電話やオンラインで訪問看護ステーションや主治医に相談することも出来るため、過度にプレッシャーを感じずにすむかと思います。

移動が大変

自電車で移動を行う訪問看護師にとって、猛暑や大雨などの影響を直に受けてしまいます。

不安な人は自動車での移動も可能か終業前に確認しておくと良いでしょう。

次は、訪問看護師に向いている人について見ていきましょう

訪問看護師に向いている人

  • 主体的に行動できる人
  • 臨機応変に対応できる人
  • コミュニケーションが得意な人
  • 体力と精神力に自信がある人

訪問看護師は、患者さんと家族の方とのコミュニケーションはもちろん他職種との連携も必要になってきます。様々な職種と関わる上でコミュニケーションスキルは必須と言えるでしょう。

また、基本的に一人で対応を行うため、自分で主体的に考え、臨機応変な対応を行うことが求められます。

訪問看護師に向いていない人

  • 最先端医療を学びたい人
  • 指示に従って仕事をしたい人
  • 仕事とプライベートとの切り分けをしたい人

訪問看護は一人一人にじっくりと向き合うことが出来る反面、ルーティンワークに感じてしまうこともあります。「最先端の医療を学びたい」と思っている方には向かないと言えるでしょう。

また、訪問看護師は常勤であればオンコール対応が必須のところが多く、休みの日や夜に電話がかかってくるかわからない状況にストレスを感じてしまう方は負担に感じてしまうと思います。

転職時に確認するポイント

ここまで訪問看護の基礎知識からメリット、デメリットまで詳しく解説してきました。

では、転職時には何を確認したら良いの?と思う方は以下のポイントを確認しておけば、転職後に「こんなはずじゃなかった…」ということを防げるかと思います。

オンコール当番

オンコールについて確認するポイントは

・オンコールの当番頻度

・電話が鳴る頻度

・実際に訪問する頻度

の3点です。

先ほども述べましたが、オンコール当番の日にはいつ呼び出しがあるかわからないため負担に感じてしまう場合があります。

入社後のギャップを防ぐため、また自分が無理せず長く働くためにもオンコール体制についてしっかりと確認しておきましょう。

移動手段

訪問先への移動は自電車や自動車での移動がほとんどです。自動車の運転に自信がない人は電動自転車や自転車を使用してよいかを確認しておくと安心出来るでしょう。

事業所の規模・運営母体

運営母体が「医療法人」か「民間企業」かどうかも確認しておきましょう

医療法人の場合、グループ内に医療機関があり、医師との連携がとりやすいというメリットがあります。

また、経営が安定しているためすぐに事業所が閉鎖するという可能性はほとんどありません。

民間企業が母体の場合は訪問件数によってインセンティブがつく場合があり、頑張りが給料に反映されやすいという傾向にあります。

利用者さんの傾向

訪問看護は乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層が利用するため、事業所によって看護を行う利用者の傾向が変わってきます。

「どのような経験をしたいのか」「どのような看護をしたいのか」によって求める事業所が変わってきますので事前に「利用者の年齢層」や「多い疾患」などを確認しておくと良いでしょう。

まとめ

この記事では訪問看護師について細かく解説してきました!

在宅医療のニーズの高まりと団塊世代が75歳を迎える2025年を前にこの先「訪問看護」はさらに活躍の場が増えていくと考えられます。

今後のキャリアを考えた時、病棟以外の選択肢を知っておくことは看護師としての人生を考える上でとても大切だと思います。

この記事でお伝えした知識を念頭におきながらこの機会に是非、自分がどのような看護をしたいのか、どのように働きたいのかを考えてみてください。

困った時は転職のプロの手をかりることも一つです。

自分の考えを人に話すだけで自分のやりたいことが見えてくることもあります。

無料で利用できるので、この機会に是非登録してみてください