復職を考えているけど技術を忘れてそうで不安です
ブランクがあると知識や技術を思い出せるか、とても不安ですよね。
私も派遣で単発などをやっていると、針を使った医療行為がほとんどないので
「採血忘れてないかな…」とても不安になりました。
・「現場から離れて結構経つけど、仕事に戻れるかな」
・「派遣でデイサービス勤務や単発派遣をやっていて、医療行為をやる機会がない」
・「献血のバイトや、検診のバイトがあるって言われたけど長らく採血をやってない。感覚を思い出せるかな…」
など、現場から離れている方や、医療行為を長い期間行っていない方は
看護技術に対する不安があると思います。
中でも、1番優先順位が高い手技が採血ですよね。
他のサイトを見ていても、採血は基礎看護技術として採血が必ず最初に上がってきます。
実際に、求人を見ていても、健診やクリニック、献血などほとんどのところで
採血を行っています。
採血に自信がなくても大丈夫です!この記事を読めば、採血の練習を出来る場所を知ることができます!
ぜひ読んでいって下さいね!
・採血を無料で練習できる場所を知ることができる
・応募する時の注意点を知ることができる
・実際に採血研修に行ったレビューを読んでイメージできる
復職には採血が必要?
結論からお伝えしますと、看護師の復職に採血は必要です。
病棟やクリニックでは毎日のように行っていますし、献血や検診のような採血のみの
お仕事もあるくらいです。
採血が出来て困る!ということは絶対にないので、復職の前に採血だけでも
自信を持って出来るようになっておくと1つ不安がなくなると思います。
最近では派遣の面接でも「採血はできますか?」と聞かれるくらいなので
その重要性を実感します。
是非、研修を利用して採血を出来るようにしておきましょう!
採血の練習はどこでやっている?
採血の練習は全国にある各都道府県看護協会で出来ます!
採血の練習は各都道府県の看護協会で各自行っています。
値段は無料から有料まで様々ですが、無料のところが多い印象でした。
ここから、全国の看護協会のリンクが一覧になっているページを載せていますので
ご自分がお住まいの地域をクリックしてみて下さいね。
採血はどうやって練習するの?
最新の採血の方法を学んだあとは、実践あるのみ!
看護協会の研修では、どこも技術の復習→採血モデルを使って練習!という流れでした。
テキストや動画を貸し出してくれるところはあっても、やっぱり実際に針に触れて刺して…とやらないと感覚は戻ってこないんですよね。
看護協会の研修では実際の物品にも触れることが出来ますし、アドバイスをしてくれる方も居るので安心です!
応募方法を画面付きで解説!
実際どうやって応募するの?と不安な方もいると思います!安心して下さい!ここからは実際の画面を使って応募方法を解説して行きます!ここでは北海道看護協会の例を使用します。
まず、北海道看護協会のページにアクセスします。
①北海道看護協会の画面をスクロールしていくと、赤枠で囲んだ「ナースセンター」という
アイコンが出てきます。
②アイコンをクリックすると、ナースセンターの画面に飛びます。
この画面をスクロールしていくと「研修・イベント」というアイコンがあるので、クリックします。
公益社団法人 北海道看護協会 ナースセンター より引用
④「研修・イベント」画面に切り替わるので、画面の中の「看護職就業促進講習会」をクリックします。
公益社団法人 北海道看護協会 ナースセンター より引用
⑤研修について詳しく載っている画面に切り替わるので、スクロールしていくと
受講申し込み「研修申込サイト<マナブル>」という箇所があるのでそこをクリックします
公益社団法人 北海道看護協会 ナースセンター より引用
公益社団法人 北海道看護協会 ナースセンター より引用
⑥北海道看護協会の研修トップページに飛びます。
研修が一覧表示されているので、この中で行きたい研修を探すのはとても大変なので
「イベント名」のところに「看護職就業」と入力して「検索する」を押します。
すると、研修画面に「<ナースセンター>2023年度看護職就業促進講習会」が出てくるので
そこをクリックします。
公益社団法人 北海道看護協会 WEB申し込みサイト より引用
⑦講習の詳しい内容が出きます。
この画面では出てきていませんが、看護協会にログインしていれば
一番下の画面の様に「申し込み」というボタンが出てきます。
以上で、申し込みが完了となります。
私の場合は、その後確認の電話、メールが来て受講決定となりました!
実際に行ってみた体験レポート
都内某所のナースセンターに実際に行ってきました。
流石はナースセンター、駅からのアクセスが良く駅から徒歩5分ほどある場所にありました。
駅から5分ほど歩いたところに「医療会館」というものがありビルには医師会、訪問医療センターも入っており
まさに、医療会館という名にふさわしい場所でした。
会館を最初見た時は入り辛いと思ったのですが、入ってしまったら1階には受付の人は
いなかったので、会場に直接行きました
会場の5階に付いて、ナースセンター内には誰もいなかったので
少し迷って「就職定着自己学習」と書かれた会場に入りました。
講師の方は笑顔で「自己学習の方ですか?どうぞ!」と出迎えてくれました。
「今日は二2人しか参加者がいないので!ゆっくりやりましょう!」と言われてえ!?二人なの?
少ない!と驚きました。
いつも少ないのか聞いたところ
いや~それが今日はキャンセルが多くて、暑いし、お子さんが体調不良、ていうのも
結構あったみたいで…
と言うことでした。私が参加したのは午後の部でしたが
午前も2人ほどだったみたいです。
さて、早めに付いた私はもう1人が来るまで会場においてあった技術の本や
パンフレットを物色(読んで)待ってました
採血研修開始!
もう1人の参加者が来て、いよいよ研修が始まりました。
まずは、演習シートなるものに記入していきます。
演習シートには
- 今日参加した理由
- 現在就職しているか
- 今日の目標
- 経験年数
- 研修の目標達成度(5段階で評価)
- 目標達成度の理由
- 感想
を書く欄がありました。
本日のプログラムを見て最初に思ったこと…
それは【自己紹介】「夏の楽しみを含め自己紹介をする」を見て「学生かよ!!!」と思ったことです笑
そして始まる自己紹介
この自己紹介、結構公開処刑ばりに恥ずかしかったです笑
1分ほどで終わらせるつもりだったのですが意外と
講師ともう1人の参加者がしゃべるしゃべる…
しかも言わずもがな講師の方は看護協会の方なので「看護師歴27年!大学病院です!」と大大ベテラン。
もう1人もブランクがあるとは言え大学病院で8年のなかなかのベテラン。
2年半の経験で施設にいったというのは中々言いづらかったですね…^^;
まあ、経験年数が少ないのを突っ込まれるのは慣れてるし
ここだけの付き合いだ!と思って「初めまして!もちねこです!大学病院で2年働き(経歴おおはしょり笑。全部説明したら時間かかりすぎる^^;)この度施設に就職しました!採血がないので技術を忘れそうなので
今日来ました!夏の楽しみはスイカを食べることです!!」と早口に(こんなに元気じゃなかったかも)
1分ほどで終わらせました。ふー変な汗かいた
DVD視聴
次にDVDの視聴に移りました。
DVDでは
- 採血針での真空管採血
- 翼状針での真空管採血
- 注射器での採血
と3種類の採血方法を勉強しました。
事前に採血の動画を視聴して来ていなかったので、ここで勉強できてよかったです。
いよいよ演習
さて、本日の本番。人形を使用した採血の練習にいきます
学生の時に使用したような、腕の模型を使用した演習になります。
下の写真のようなモデルを使用しました。
株式会社坂本モデル公式ページより引用
使用する物は①採血針②翼状針③注射針
の3つの好きなものから選んで行ってよく、何回でもさしてOKということでした。
まず、採血者、患者、観察者の役割を決めて行うのですが、
私は自信がなかったので「先輩にお願いしたいですー^^;」といってもう一人の参加者にお願い
しました。
流れとしては
- 実際の腕に駆血帯を巻いて血管の選定を行う
- 患者さん役の腕にモデルを巻いて実際に穿刺
- 振り返り
という流れでした。
1人が1回終わったら、もう1人が看護師役になって行う、という流れですが
最後の方は慣れてきて雑談しながら「あーこの持ち方の方がいいのかー」と言いながら
刺してました。
そして、ここで発覚したのが、私は、翼状針での採血しかやったことがなかったということ!
8年目の人も「最近の若い世代は翼状針での採血したしたことないって言われちゃうけど正に私もそれです^^;」と言っていたので世代的な物を感じましたが焦りました^^;
私が正直に「採血針での採血やったことありません」と言うと
講師の方は
じゃあここでやりましょう!
と言って下さり、無事に練習することが出来ました。
その後演習が終わると
演習シートの・目標達成度、感想を書いて、看護協会の紹介をされて、
雑談ような形で3人で今後のキャリアに付いて話して解散という流れでした。
実際に参加してみた感想
結果として、私は今回参加して良かったと心から思いました。
参加して良かったと思った点をまとめると
- DVDを視聴することで、しっかりと知識を再確認した上で演習に臨むことが出来た
- 講師の方がその都度アドバイスをくれる
- 最新の知識を学ぶことができる
- 何度でも刺しなおしてOKなので納得いくまで練習できた
- 3種類の針での採血を練習できた
実際のアドバイスで役だったことは
- 血管の走行の見方を教えて貰えた
- 針を刺入する箇所、角度に付いて詳しくアドバイスをして貰えた
- 針の持ち方についてアドバイスをもえらた
- 最近よく使われて針のことや針別の注意点などについて教えて貰えた
といったことがありました。
採血の感覚を取り戻すだけでなく、こういったアドバイスを貰えるのはとても有難いことですね!
実際、病院の研修でもここまで詳しく教えて貰えたことは無かったので
本当に参加して良かったと思いました。
研修のメリットとデメリット
ここでは、私が実際に参加して感じた研修に参加するメリットとデメリットを紹介します。
- DVDを見ながら最新の知識を学べる
- 実技を行えるので感覚を取り戻せる
- 経験豊富な講師が的確なアドバイスをくれる
- キャリア相談(雑談)の中で仕事について相談に載って貰える
- 無料~1,500円ほどで参加出来る
- 他の研修の情報を教えて貰える
- 会場が各都道府県で限られてるため自宅から会場が遠いことがある
- 事前に各都道府県の看護協会ホームページに登録が必要だったり(看護協会の入会とは別なので登録料は無料)e-ナースというサイトに登録したりと少々手間がかかる
- 自分の経歴を話したり、コミュニケーションを取らなければならない
- 離職中でなければ参加出来ないところが多く、開催タイミングとの兼ね合いが難しい
メリットとして大きいのは、やはり最新の知識を学べることと、手技に関してアドバイスを貰えること
ですね。
技術に対してコメントを貰えるのはより理解が深まります。
デメリットとして挙げられるのは、会場へ行くことへの手間がかかることです。
また、自分のことを話さなきゃいけないのも少し負担だなと感じました。
しかし、参加して得られた知識と経験はそれ以上の価値がありました!
なので、各都道府県の看護協会の研修に参加することはおススメできます!
参加するための注意点
1つ注意して欲しいのが、各都道府県の研修サイトを見てみたところ、参加条件として
「看護職を離職中の方」というのが1番多いということです。
というのも、採血の研修は「看護師の復職支援」として研修を行っていることが多いです。
中には、「就職して間もない人の定着を支援する」といった目的で行う「定着学習会」の
形をとっているところもありますが、圧倒的に「復職支援講習会」の方が多かったです。
なので、現在離職していて(看護師として働いてなくて)研修を受けたいと思っている
方は離職中のタイミングと合う研修を探す必要が出てくると思うので
離職中の方は行きたい!と思ったタイミングで研修を探すことをおススメします。
私は働き始めっちゃったし無理か…と思った方も大丈夫です。
先程申し込み画面紹介で紹介した北海道の研修では参加条件が「未就業期間があり、再就職後1年未満の看護職」とありますし、私が今回参加した研修の条件も「県内の求人施設へ応募中の方、採用が決まった方、令和5年4月以降に就職した方」となっていました。
こういった研修の場合は研修名が「復職支援」ではなく「就職定着自己学習会」や「就業促進講習会」などの
名前で行っていました。
このように、絶対に離職中じゃなきゃ参加できない!という訳ではないのですが、
圧倒的に数に差がありますし、タイミングもあるので、離職中の方は早めに参加する研修を探し始める
ことをお勧めします!就職が決まっていても、離職中なら参加できます!
まとめ
この記事をまとめると
- 各都道府県の看護協会で無料~1500円程度で採血の研修を受けられる
- DVDで知識を付けられ、技術の練習もでき、講師からのアドバイスを直接もらえるため効果的な学習が出来る
- 研修に参加するためには、e-ナースや看護協会ホームページの登録など手間がかかるがいずれのサイトも無料で利用できる
- 研修は学校っぽさがある
- 圧倒的に離職中の方が対象の研修が多いので、離職中の方は積極的に探した方が良い。また離職する予定の方も早めに探し始めるとタイミング良く研修に参加できる
- 中には就職して間もない方向けの「定着学習会」もあるため、看護協会のホームページなどを普段から見ておくと有力な情報が得られる
如何でしたか?無料~1500円程度で採血の練習が出来て、知識もつけられるのはとてもお得ですよね!
私の時は、もう1人の参加者の方がブランクが3年ほどあって、もうすぐ就職…という方
だったので、その方がどこでお仕事を見つけたのか、最近の求人の傾向や不安な点を聞いたり
私も施設で働く不安を聞いてもらえたりと、話してるうちに励ましてもらうこともでき、
とても元気を貰えました。
なにより、採血に対して自信が付きました!実際に人に行う時とは違うと思いますが
やはり、コツや気を付けるところを詳しく教えてもらうと安心感が違います!
なので、採血の研修は採血に不安がある方にも是非おすすめです!
この記事を読んでいって見たいと思った方は是非各都道府県看護協会のリンクへ飛べるページをを載せて
おきますので見てみて下さい!
また、私が実際に使用してよかった転職サイトの記事や
私は看護師になって1年半で2回も転職していて、転職サイトに5社登録して
たのですが、実際に使用した感想や、どうやって転職したのか体験談をまとめた記事もありますので
是非見てみて下さいね。